生理前、気分が沈んで仕方のない数日というのがやってくる。
つい昨日まで、鳥のさえずりや木々のざわめき、おいしいご飯やふかふかの布団で「アーー!しあわせ!!!!」なんて思っていたのに、急降下。
「もう何もかも嫌だ。消えてしまいたい」である。
毎月毎月、こんなことを繰り返す。こんな生理を抱えているというこの事実だけで、世の中の女性たちとは戦友のような気分だ。
まあ、みんながみんなそうじゃないとしても、生理ショーツ交換の面倒くささとか、「実はいま、生理なんだよね…」などとなぜかこっちが申し訳なさそうに告白せねばならん意味不明な流れとか。
そういうのをちょっと隠して生きている感じ。
それが共有できるだけで、やっぱり戦友だ。
私の場合、このメンタルどん底期は、きっかり生理の5日前にやってくるということに最近気づいた(いや、もう何年生理しとんねん、という感じだが許してほしい)。
この体内時計というかリズムが、狂うことなくやってくるということ。
それを毎月目の当たりにすると、「なんだか私って、自分であれこれ選び取って生きているつもりだけど、大体は遺伝子に動かされているだけなんじゃないの。」とちょっと虚無感に苛まれるのだった。
わたしたちは遺伝子の乗り物に過ぎない、なんて言葉を思い出す。
生理が来るたび、なんかそういうことを思い知る。
いくら人工知能が発達しようと、毎月、私たちの股からは血が流れる。いらいらするし、腹は減るし、眠い。
私が、私でない気がして、私ってなんだろうと考えたりする。
以前は数日かかっていた作業を、AIに頼って数時間で終わらせて、なんかちょっと賢くなった気がして、けれども生理が来るたび、私はまた、この身体に引き戻されるのだった。
